医療法人、診療所への取り組み

     医療法人、個人医院、診療所などのクリニックの会計システムにはMX2(医業会計データベース)を導入しています。「病院会計準則」「介護老人保健施設会計・経理準則」および「指定老人訪問看護・指定訪問看護の会計・経理準則」の会計基準のほか、「個人の病院・診療所」に対応した勘定科目体系を標準搭載しています。そして、レセプトデータと連動し「簡単」で「正確」な会計処理を実現するとともに、充実した分析機能により経営改善、迅速な意思決定をサポートします。毎月監査の際に確認している分析資料についてご説明します。


         

収益分析

 前年同月比較、累計での収益比較を行います。外来患者実数、外来患者延数とともに収益を見ることで、患者数が増えているのか、1人あたりの収益が増えているのか、収益増減の理由を容易に確認することができます。   この分析内容をグラフでも確認することができ、季節変動のある診療科でも一目で収益動向を確認することができます。        

         

初来院患者数グラフ

 初来院患者数を確認することで、広告宣伝の効果なども検証することができます。初診患者数はリピーター患者を表しますので、リピーターが多いのか、初来院患者が多いのか、客観的に患者構成を確認することで、集患戦略に役立てることができます。       

 

経営成績の問合せ(総括表)

 経営成績の問合せボタン一つで当期実績、前年同月、当期予算を確認することができます。経常利益の増減理由が構成比を見ることですぐにわかります。

 収益は目標に到達しているのか?変動費の割合はどうか?固定費は増えていないか?など現状を前期、予算と比べながら確認していきます。そして、さらに詳しく内容を確認し、今後大きく経営に影響する課題がないかどうか見ていきます。            

         

決算後の事業報告書

MX2では「第五次改正医療法」に完全対応しており、医療法人が決算後に提出すべき届出書の印刷ができます。

 ・事業報告書 (様式1)

 ・財産目録 (様式2)

 ・貸借対照表(医業法人全体)  様式3-1、3-2、3-3.3-4

 ・損益計算書(医業法人全体)  様式4-1、4-2

 ・幹事監査報告書 様式5

                                                                          決算後、容易に県への事業報告が行えます。       

  

 医業経営者様に対し、ながおか会計が支援していること

 1. 黒字経営

   医業会計システムを活用し収益分析・独自帳票による経営分析を毎月行い、迅速な意思決定

   をサポートします。

   適正な理事長報酬の設定、節税対策、適正納税を行い健全な黒字経営を支援します。

 2.資産形成

   医療法人、理事長個人の節税と資産形成のバランスを考えた対策を提案し、資産形成の支援

   を行います。

 3.事業承継、相続対策

   相続税の納税予測から早期相続対策を行い、円満相続、事業承継を支援します。