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2022年6月 令和4年度税制改正 ~成長と分配の好循環に向けて~

  今年の税制改正は、未来を見据え、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトに、新しい資本主義の実現に取り組むという方針に基づいた内容となっています。そのためには、企業が研究開発や人的投資を強化して収益力を強化し、中長期的に稼ぐ力を高めるとともに、その収益を更なる未来への投資や、株主だけでなく従業員や下請け企業を含む多様なステークホルダーへ還元し、循環させていくことで、企業の持続的な成長を促していこうという狙いがあります。こうした観点から、賃上げを積極的に行い、多様なステークホルダーに配慮をした経営を実践する企業に対する税制上の措置が強化されました。

また、新たなビジネス、産業の創出を促すため、スタートアップと既存企業との協働によるイノベーションを促進するための税制も措置されました。言い換えると、賃上げにより人の成長を促し、各企業の強みや資源を活かし、連携をして競争力を強化していこうという趣旨となります。

  同じく重点項目にあげられている、カーボンニュートラルの実現という視点と併せ、今後の企業経営においては、相応のコスト(人的投資や環境コスト等)を負担し、その投資を更なる成長や革新に結びつけていくことが、求められる企業像として掲げられた形となります。

今回の改正の内容は弊所主催の経営者セミナーでも解説いたしますので、興味のある方は、スタッフまでお問い合わせください。